ブルー・オリジン宇宙ステーション計画発表
【10月26日 AFP】米富豪ジェフ・ベゾス(Jeff Bezos)氏が設立した宇宙開発企業ブルー・オリジン(Blue Origin)は25日、最大10人を収容できる宇宙ステーションを建設する計画を発表した。2020年代後半の運用開始を目指す。
ブルー・オリジンの宇宙ステーション「オービタル・リーフ(Orbital Reef)」は、微小重力の研究や製造活動など、さまざまな用途に対応する複合型のビジネスパークとなる。米航空宇宙機器大手ボーイング(Boeing)と米アリゾナ州立大学(Arizona State University)の支援を受けて、米民間宇宙開発企業シエラ・スペース(Sierra Space)と共同で建設する。
ブルー・オリジン幹部のブレント・シャーウッド(Brent Sherwood)氏は「米航空宇宙局(NASA)などの宇宙機関が60年以上にわたって軌道宇宙飛行と宇宙居住に関する技術を発展させており、この10年で民間事業を立ち上げる準備は整っている」と語った。「宇宙飛行へのアクセスを拡大しながらコストを削減し、一般化に必要なすべてのサービスと設備を提供していく」
ブルー・オリジンが公開した概要によると、オービタル・リーフは国際宇宙ステーション(ISS)よりわずかに高い高度500キロを飛行し、地球を1日に32周する。大きな窓がある近未来的なデザインのモジュールの容積はISSよりわずかに狭い830立方メートルで、10人を収容できる。
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引用:AFP
米ブルー・オリジン、宇宙ステーション建設計画を発表【10月26日 AFP】米富豪ジェフ・ベゾス(Jeff Bezos)氏が設立した宇宙開発企業ブルー・オリジン(Blue Origin)は25日、最大10人を収容できる宇宙ステーションを建設する計画を発表した。
ISS(国際宇宙ステーション)とは異なる使い方
ブルー・オリジンが計画している宇宙ステーションも現在のISSと同じ大きさのものを計画しているようです。
しかし、用途は、企業研究、開発やビジネス、または観光利用も考えられているようです。ブルー・オリジンは、米宇宙企業シエラ・スペースと共同でオービタル・リーフを開発、所有、運営。シエラ・スペースは、宇宙船「ドリームチェイサー」の開発元。この宇宙船は2022年に運用を開始し、国際宇宙ステーション(ISS)に物資を輸送する計画をしています。
ドリームチェイサー
ドリームチェイサーは、シエラ・ネヴァダ・コーポレーションによって開発された宇宙船です。
ドリームチェイサーは、元は有人宇宙船として2−7人の乗員を低軌道へ運び帰還されるために作られた宇宙船です。ドリームチェイサーは、最大で15回の再利用が可能とされています。
2022年ユナイテッド・ローンチ・アライアンスの最新ロケット「ヴァルカン」で打ち上げられる予定です。
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